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米不足の本質はどこにある?〜道の駅で感じた米事情〜

  • yamaneseikahomepag
  • 4月30日
  • 読了時間: 2分

先日、栃木県の道の駅を訪れました。都内のスーパーでは米が品薄で手に入りにくいというニュースを耳にしますが、その道の駅ではそんな様子はありませんでした。美味しそうなお米が普通に10kg単位で販売されており、実際に購入もしました。もちろん、価格はそれなりにしましたが、購入できないほどではありません。

そこで気づいたことがあります。それは「お米そのものが不足しているのではなく、安いお米が不足している」という現実です。

この問題を解決するには、政府の備蓄米の放出や輸入を増やす必要があると考えられます。しかし驚くべきことに、日本の政府備蓄米は約100万トンあるにも関わらず、実際に放出された量はわずか約20万トン程度にとどまっています。これでは十分な供給には程遠く、価格安定に繋がりません。

また、もう一つの問題は価格上昇の恩恵が農家に届いていないということです。JAのような中間業者が市場を支配し、「買い手独占」の状況が続いているため、米価が上昇しても農家の利益には反映されていない現実があります。

このような仕組みを根本的に変えるためには、生産性の低い兼業農家を統合して大規模化を進めることが重要です。また、農業分野に株式会社が参入できるようにすることで、市場の競争が促され、生産効率も向上するでしょう。

現状のままでは、農業の持続性は徐々に失われ、やがて衰退の一途を辿ることになると感じています。農業を守るためには、古い仕組みを変え、新しい競争力と持続性を備えた農業への転換が必要ではないでしょうか。




お米の作付けが始まる春に思うこと 〜農業と株式会社の壁、その先にあるもの〜


春の風が吹き始めると、自然と田んぼのことを思い出します。あぜ道のぬかるみ、苗を手で植える農家のおじさんたち、そしてその脇で泥だらけになって遊ぶ自分。

私の母方の親戚は石川県で米づくりをしていました。年に何度か遊びに行き、田んぼのあぜ道で従兄弟たちとBBQをしたり、水路でザリガニを獲ったり。農業とは無縁だったはずの自分にとっても、どこか懐かしい、かけがえのない原風景がそこにありました。

そんな作付けの季節がまたやってきた今、日本の農業の現状について強く考えさせられています。

農業を守り育てていくためには、古い仕組みを変え、新しい視点を取り入れることが必要です。そのためにも、農業に株式会社が参入できるよう規制を見直し、生産性の高い効率的な農業を推進していく必要があると強く感じています。





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