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中小零細企業にとってAIは「選択肢」ではなく「必須」になった

  • 執筆者の写真: 山根製菓
    山根製菓
  • 20 時間前
  • 読了時間: 7分

ここ数年、海外販路の開拓や新規取引、ブランド強化など、山根製菓として挑戦する領域は確実に広がってきました。そして挑戦が増えれば増えるほど、

必ず比例して増えるものがあります。それは、バックオフィス業務です。

メール対応、スケジュール管理、資料作成、翻訳、議事録、見積、提案書、販促文章の作成。一つ一つは小さな作業でも、積み重なると会社のスピードを確実に奪っていきます。

大企業なら部署を作り、専門人材を配置し、外注にも頼れます。しかし私たちのような中小零細は違います。「やる人がいない」「任せる人がいない」「頼むコストが重い」。

結果として、社長や少人数の社員が抱え込み、現場が疲弊し、挑戦する余力がなくなっていく。これは多くの中小企業が直面している現実だと思います。

そんな状況の中で、今もっとも大きな転換点になっているのが、AIの存在です。

AIは中小企業にとって「人を増やす道具」

AIの本質的な価値は、単なる効率化ではありません。

中小企業にとってAIは、言い換えれば「人を増やす道具」です。

もちろん実際に社員が増えるわけではありません。しかし、AIを使うことで、書く作業、読む作業、まとめる作業、整理する作業、翻訳する作業といった「時間を食う仕事」を代わりに処理できるようになりました。つまり、会社の中にもう一人分の補助スタッフが生まれるような感覚になります。これは中小零細にとって、非常に大きい。

特に強いのは「情報処理」と「文章作成」

私たちが実際にAIを使ってみて感じたのは、AIは現場作業を代替するよりも、

まず情報整理、文章作成、翻訳の領域で圧倒的に力を発揮するということでした。

例えばGeminiを活用することで、スケジュール管理、メールの確認、長文メールの要約、やるべきことの整理といった業務が一元化し、頭の疲労が明らかに減りました。経営者は「判断」が仕事です。判断をするためには、情報を整理しなければいけない。AIはその部分を支えてくれます。これだけでも業務負担が変わりました。

そして、これが手のひらにあるスマホひとつで出来る。

それだけでなく、中小メーカーは、商談や取引先とのやり取りの中で「商品の特徴は?」「他社との違いは?」「セールスポイントは?」と頻繁に聞かれます。一見すると簡単な質問に思われがちですが、実はこの返答を毎回きちんと整理し、相手に伝わる言葉にまとめる作業は、意外と大きな負担でした。

特に私たちのような製造業は、商品づくりの現場にこそ価値がある一方で、

それを言語化する作業には時間がかかります。そして忙しい時ほど、

説明が曖昧になったり、毎回言い回しがブレたりしてしまう。

その結果、商品の魅力が十分に伝わらないまま商談が終わってしまうこともあります。

しかしAIを活用するようになってから、この部分が大きく変わりました。

商品の特徴やセールスポイントを整理し、短く的確な文章にまとめることができるようになったのです。伝えたい内容をAIに整理させることで、説明の精度が上がり、

言葉が統一され、社内でも共有しやすくなりました。これは派手な変化ではありませんが、中小メーカーにとっては非常に大きい。「良い商品を作る」ことと同じくらい、「良さを伝える」ことが重要になった今、AIはその弱点を補い、挑戦のスピードを上げてくれる存在だと実感しています。

AIの普及は「小さな会社が戦える時代」を作った

以前は海外展開をしようとすると、翻訳や資料作成だけで大きなコストがかかりました。

英語表記のパッケージ、海外向け商品説明、提案書、メール対応、Web発信。

こうした作業を外注すると、それだけで何十万、時には何百万円の費用になることもあります。つまり、挑戦する前に資金力で負けてしまう。

これはスモールビジネスにとって大きな壁でした。

しかし今は違います。AIがあることで、小さな会社でも世界標準の文章や翻訳を作り、

海外対応の準備を自社で進められるようになりました。これは単なる便利さではなく、挑戦できる会社の条件が変わったということです。

AIを使わないことは「見えないコスト」になる

AIは便利な道具、というレベルの話ではなくなってきています。今はむしろ、AIを使わないこと自体がコストになる時代だと感じています。

中小零細企業にとって本当に怖いのは、AIを使わないことで「何かを失っている実感がない」ことです。気づかないうちに、日々の業務の中で負担が積み上がり、時間も体力も奪われていきます。

もちろん失敗もある。だからこそ使い方が重要

実際に私たちも、AI活用を進める中で失敗をしました。例えばメール返信を「下書きまで完全自動化」する仕組みを作ったことがあります。構築自体はできました。しかし、精度が悪く失敗しました。

正直に言うと、私はITに詳しいタイプではありません。むしろ、どちらかと言えばド素人の部類です。それでも最近、AIを使うようになって感じたのは、「これなら自分でも、仕組みづくりや業務の自動化くらいはできるかもしれない」ということでした。

以前なら、こういった自動化は専門業者に頼むもの、あるいは詳しい人がいる会社だけができるものだと思っていました。でも今は違います。AIが、分からないことを一つずつ噛み砕いて説明してくれる。やりたいことを伝えれば、手順を整理してくれる。しかも何度でも付き合ってくれる。これは小さな会社にとって本当に大きい変化だと思います。

ただ、使えばすぐに何でもできるかというと、そう簡単な話でもありませんでした。AIを活用する上で一番大事なのは、技術力というより「質問の質」と「質問する根気」だと感じています。

AIは、こちらが同じことを何度聞いても嫌な顔をしません。しつこく質問しても、何度やり直しても感情の起伏がない。人間相手なら気を使ってしまうような場面でも、AIなら遠慮なく突っ込めます。「違う、こうじゃない」「もう少し短くして」「例を出して」「もっと具体的に手順で教えて」。そうやって何度でも聞ける。

その一方で、こちらが諦めた瞬間に終わってしまうのもAIの特徴です。AIができないのではなく、自分が質問をやめた時点で、その先の改善も自動化も止まってしまう。結局、AIを使いこなす人は「質問がしつこい人」なんだと思います。

そしてもう一つ気づいたのは、質問の質を高める方法は結局「とにかく使うこと」しかないということです。使ってみて、失敗してみて、思った答えが返ってこなくて、そこからまた聞き直していく。そうやって繰り返すうちに、どんな聞き方をすれば正確な答えが返ってくるのかが分かってきます。

だからAIは、知識がある人だけの道具ではなくて、むしろ使い続けた人が強くなる道具だと感じています。中小零細企業にとっては、人も時間も限られています。だからこそ、AIを活用できるかどうかで、会社のスピードそのものが変わっていく。そういう時代に入ったんだと思います。

AIは中小企業にとって「生き残りのインフラ」になる

これからの時代、中小零細企業にとって重要なのは、人を増やすことでも、資金を増やすことでもなく、一人あたりの生産性を高めること。これに尽きます。そして生産性を高める最大の武器がAIです。

AIは設備投資のように数千万かかるわけでもなく、今すぐ使えて、結果が早く出ます。中小企業にとってこれほどコストパフォーマンスの高い投資は、他にないかもしれません。

AIを使う会社だけが「挑戦できる会社」になる

中小零細企業が勝つためには、戦い方を変えなければいけません。人材も資金も限られている以上、勝負すべきはスピードと発信力です。

AIはその土台を作ります。AIは単なる効率化ツールではなく、挑戦するための時間を生み出す道具です。挑戦する時間が生まれれば、新しい取引が増え、新しい販路が生まれ、海外にも目を向けられるようになる。だから私は、AIは中小零細企業にとって「便利なツール」ではなく、生き残るための必須インフラになったと感じています。

これからも山根製菓は、AIを味方につけながら、小さな会社だからこそできるスピードと挑戦をしていきたい。


P.S こちらの文章もAIと一緒に書きました。

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