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小さな会社は“全部やる”しかない

  • 執筆者の写真: 山根製菓
    山根製菓
  • 3 日前
  • 読了時間: 3分

〜完璧主義を捨てた先にあるスピードと投資〜

中小企業の経営をしていると、嫌でも実感することがあります。

それは、全部やるしかないという現実です。

製造、営業、商品開発、販促、SNS、経理、仕入れ、商談。誰かがやってくれるわけではない。結局、限られた人数で全部を回していくしかない。

これは大変ですが、同時に強みでもあります。意思決定が早く、動こうと思えばすぐ動ける。ただ、その中で一番やってはいけないことがあると感じています。

それが、完璧主義です。


完璧にしてから出す、はもう遅い

以前は、自分たちも「ある程度完成してから出す」という考え方でした。

商品も、資料も、発信も、ある程度整えてから世に出す。間違いがない状態で出す方が良い、そう思っていました。でも今ははっきり分かります。

それをやっていると、遅い。

市場は常に動いていて、競争も激しい。完璧にしている間に、タイミングを逃すことの方がリスクが大きい。

実際にやってみて感じたのは、完成度よりも、まず出すこと。

出して、反応を見て、修正する。このスピードの方が、結果的に精度も上がります。

小さな会社に必要なのは「完成度」ではなく「回転数」

大企業は、一つの商品や施策に時間をかけて完成度を高めることができます。人も資金もあるからです。でも、我々のような小さな会社は違う。

一つに時間をかけすぎると、次に進めなくなる。だから必要なのは、完成度より回転数。

  • まず出す

  • 反応を見る

  • 改善する

  • もう一度出す

このサイクルをどれだけ回せるか。ここが勝負になります。

ただし、これを実現、実行するのには他社依存の経営では難しい。

それは、この動きは他社依存の状態では実現しにくいということです。

特に販売を他社に大きく依存している場合、どうしても動きが制限されます。

  • 商品をすぐに変えられない

  • 価格を柔軟に調整できない

  • 売り方を変えられない

  • テスト的な販売ができない

つまり、「まず出してみる」「反応を見て変える」という動きが取りにくくなる。

販売先の意向や条件に合わせる必要があるため、どうしても慎重になり、結果的にスピードが落ちていきます。

これは良い悪いの話ではなく、構造の問題です。


借入は「守り」ではなく「攻め」のために使う

もう一つ重要だと感じているのが、資金の考え方です。

中小企業はどうしても、借入に対して慎重になります。もちろんリスクはありますが、必要以上に守りに入ると、チャンスも取りにいけなくなります。

実際には、借入は単なる負債ではなく、スピードを上げるための手段でもあります。

  • 商品開発を早める

  • 設備投資をする

  • 在庫を持つ

  • 新しい販路に挑戦する

これらはすべて「時間を買う行為」です。

自己資金だけでやろうとすると、どうしても遅くなる。その間に市場は動き、競争は進み、差が広がる。前談で話した、「小さな会社は“全部やる”しかない」のもこれに当てはまり

外注のほうが費用対効果が高いこともあるため、その際は資金を使い、無駄と時間をを買うことのほうが効率的であることもある。ダメだったならやめれば良いから。

だからこそ、借入は守るためではなく、攻めるために使うものだと考えています。


投資判断も「完璧」を求めない

投資に関しても同じです。

「確実に成功するか」「絶対に回収できるか」

そこまで確証を求めていると、ほとんどの投資はできなくなります。

重要なのは、完璧な判断ではなく、早い判断と修正できる状態です。

やってみて違えば変える。うまくいけば伸ばす。

この柔軟さがある会社の方が、結果的に強い。

結局、差は“行動量”でつく

小さな会社が勝てるポイントはシンプルです。

どれだけ動いたか。

完璧な一手よりも、不完全でもいいから打ち続けること。

その積み重ねが、結果的に差になると考えています。

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